自動車の凍ったフロントガラスを早く解かす方法と凍結対策

2016年12月15日

今日は朝早くから出張なんて日の冬の朝、急いで運転をしようと自動車に向かったら、フロントガラスが凍ってどうしよう~!なんてことありませんか?

自動車の凍ったフロントガラスを早く溶かす方法と凍結防止対策がJAFよりYoutubeで紹介されていましたので、引用してご紹介いたします。

 

 

フロントガラス凍結防止対策

フロントガラスが凍らなければ、朝早くの出社も焦る必要もありませんね。JAFの動画では、凍結防止に(1)対策なし、(2)撥水剤の塗布、(3)カバーをかけるの3つの対策比較を3台の自動車を使い紹介していました。

凍結防止対策なし

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突然の雪や寒波だと、通常このパターンですよね。

 

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真っ白のフロントガラスを見たら、まずはスノーブラシでフロントの雪を落としますよね。

 

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スノーブラシをかけ終わった後の状態。そう、ここからがフロントガラス凍結とのホントの戦いです。

 

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そして、スノーブラシのへら(スクレーパー)を使って、ガリガリと凍結部分を削ります。自動車の車高が高いとこれも重労働で大変!

 

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動画で案内されているとおり、こんな感じで凍結部分を全部取り除くことは至難ですね。この映像を見て、フロントガラス凍結ある・あるって思いました(笑)。ここからもがんばって、ずっと続けて削るのみですね。

 

撥水剤の塗布

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雨の日のフロントガラスの撥水として、私もよくガラコを塗ってますが、その状態でのテスト比較です。

 

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事前に撥水剤(ガラコなど)をフロントガラス全面に塗っておきます。

 

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対策なしと同じように、まずはスノーブラシでフロントガラスの雪を落としていきます。

 

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続いて同じように、スノーブラシのへら(スクレーパー)を使って、ガリガリと凍結部分を削ります。画像を見ても先ほどの対策なしと比べると、車内がよく見えますね。

 

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ドライバー席側のみスノーブラシとへら(スクレーパー)を使って、フロントガラスの凍結した霜を取り除いた状態。動画を見ても分かりますが、対策なしと比べるとラクに作業しています。

 

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車内からのフロントガラスの視界の比較です。撥水剤塗布のこの状態なら、運転できますね。

 

カバーをかける

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あまり周り、近所で見かけないのですが、フロントガラスに凍結防止として事前にカバーをかけておいた場合。

 

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フロントガラスにカバーをかけて一晩あけた状態。

 

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カバーを取り外すだけで、フロントガラスには一切凍結した様子がありません。これならすぐに発進できますね!

 

フロントガラス凍結防止比較結果

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JAFの動画では、(1)対策なし、(2)撥水剤の塗布、(3)カバーをかけるの3つの対策を比較しましたが、あきらかに(3)カバーをかける対策がベストですね。

カバーってあまり見たことがなかったので、楽天やAmazonで商品を探してみました。

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フロントガラスカバーは、翌日早朝から出社がわかっている場合やスキー場などでは重宝しそうですね。

 

凍ったフロントガラスを早く解かす方法

続いては、凍ったフロントガラスを早く溶かす方法ですが、こちらもJAFの動画でテスト検証がされていましたのでご紹介いたします。
はじめに言っておきますが、お湯を使ってフロントガラスの解氷をしないでください。
急激な寒暖差でフロントガラスが割れてしまう危険性もありますのでご注意ください。

JAFの動画では2つの方法で凍ったフロントガラスの解氷にかかる時間比較が紹介されています。

解氷剤を使って解氷

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フロントガラス右半分を解氷剤を使用して解氷します。

 

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解氷剤をかけて数秒後には解け始めているのがわかります。

 

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フロントガラス半分ですが、1分ほどで凍ったフロントガラスが解氷できました。スゴイ威力!欲しくなっちゃいますね。

ちなみにテストで使用していた解氷剤はガラコ製。ネットでも購入できますが、イエローハットやオートバックスにもたくさん種類があるので時間があれば最寄りのお店で購入でもよいですね。

念のため使用商品の販売先を紹介いたします。
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デフロスターを使って解氷

こちらは一般的な方法ですよね。デフロスター(defroster)とは、着霜・着氷・結露を防止するための装置ですがエアコンのこと。

デフロスター使い方は手順はこちら。
(1)エアコン・スイッチ(ACスイッチ) → ON
(2)温度設定 → 最高(暖かい側,オートエアコンなら32℃設定,欧州車は28~30℃に)
(3)風量 → ファンスイッチを最大
(4)内気循環/外気導入 → 外気導入
(5)吹き出し口設定 → デフロスタ位置 (あるいは窓マーク・スイッチを押す)

引き続きJAFの動画です。
 

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先ほどのフロントガラス左半分をデフロスターで解かします。

 

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1分半ほど経過し、ようやく直接風が当たる部分が解け始めています。

 

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5分が経過し、フロントガラス半分程度の高さまで解けてきました。

 

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10分経過し、ようやくフロントガラス全体が解けました。

 

凍ったフロントガラスを早く解かす実験結果

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解氷剤はわずか1分ほどで運転できる視界が確保できているのに対し、デフロスターのみだと10分もかかりました。軽自動車だとデフロスターのみで解氷するにはもう少し時間がかかるかも知れません。アイドリング状態で10分ほど時間がかかることと、アイドリング時のガソリン燃費を考えても解氷剤を使ったほうが時間もコストもかからないと思います。

まとめ

自動車のフロントガラスが凍結しないための対策として効果的なのは、フロントガラスにカバーをかけておく。カバーなんて持っていないよという方は、撥水剤の塗布が効果的です。
予防策を忘れ、凍ってしまった場合は、解氷剤を用いるとわずか1分ほどで解かす事ができますし、もし何もない場合はデフロスターで10分待つ心構えが安全運転につながりますね。

今年は例年になく冬の到来が早いようですので、参考にしてみてください。