雪室コンビニ「レルひや」で涼しくお買い物

2016年9月22日

上越市安塚にある雪だるま高原キューピットバレイの雪室コンビニ「レルひや」では8月21日(日)まで毎日営業中です!

雪室コンビニ「レルひや」

営業時間は、9時~15時30分とコンビニだけどちょっと早い店じまいですね。
地元の野菜やジュースなどを販売中。また「雪室ひろば」は無料でご利用できますよ。

雪室コンビニ店内
雪室コンビニ店内

 

雪室(ゆきむろ)とは

冬の雪を貯蔵した天然の冷蔵庫。

昔は雪を地面にほった穴に集め、ワラなどで覆った「雪室」は、生鮮食品の冷蔵保存に利用されてきました。雪国の知恵ですね。

近年は普通の冷蔵施設と同じような施設を用意し、雪の保管場所と野菜等の農産物保管場所に分けて管理します。

雪が自然に解け出した水分で、雪室(ゆきむろ)の中は、適度な温度・湿度が保たれ、一緒に保存した農産物が呼吸をし、穫れたてのように眠っていられる条件になります。

電気設備は照明だけなので、コストパフォーマンスにも優れた冷蔵施設です 。

近年は熟成にもよいと評価され、雪温熟成(スノーエージング)として人気があります。

雪室熟成豚(こがね牧農舎)は、テレビ番組「ぐるナイ・ゴチになります!」で取り上げられたり、NHK番組「NHKサキどり」でも放映されるなどの人気ぶりです。

 

雪室(ゆきむろ)施設

県内にはいくつかの雪室施設があります。見学可能な施設をピックアップしてみました。

八海山雪室(魚沼の里)

日本酒を熟成する雪室施。1,000トンの雪を収容する雪室で、最長5年をかけて熟成させる。館内には、さらに焼酎貯蔵庫やカフェ、売店、キッチン雑貨店などもあります。

アグリコア越後ワイナリー

ワインを熟成する雪室。雪室は地上2階、地下1階分の高さがあり、開閉式の屋根からも直接雪を入れることができ、最大250トンの雪を貯蔵します。

雪室コンビニ – キューピットバレイスキー場雪冷房施設

本州では最大級(1500t)の雪室を備えたスキー場。夏期には「雪室コンビニ」がオープンし、雪で冷えた地元の野菜やドリンクを販売しています。

越後ゆきくら館(玉川酒造(株))

年間を通して大吟醸酒を低温で貯蔵しており、天然の雪を特殊なシートで3重に覆い貯雪しています。玉川酒造では酒造見学として越後ゆきくら館を見学することができます。

 

雪室コンビニ「レルひや」へのアクセス