おたふくかぜが長岡で流行
比較的軽く済むことが多い「おたふくかぜ」ですが、合併症を併発すると後遺症が残ることがあります。国の警報基準値を超えて長岡で流行中。
おたふくかぜ 長岡で流行
長岡保健所管内でのおたふくかぜ報告数の推移をみると、
今年に入り国の注意警報発令基準値である「3」、警報基準値である「6」を挟んで高い推移でしていました。
夏場に入り報告数は上昇を続け、8月28日までの患者数が1,332人と昨年1年間の6倍以上となっています。
おたふくかぜ 上越でも拡大傾向
上越保健所管内でも流行の兆しが確認できます。
今年に入り国の注意警報発令基準値である「3」を挟んで推移をしていたようですが、
先週より報告数が先週より増加し、国の警報基準(警報基準値:6)を突如上回りました。
これを受けて警報が発令されました。
上越でも引き続き注意が必要です。
おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)とは
耳の下の唾液腺の耳下腺が腫れて痛くなる病気です。両側の耳下腺がしっかり腫れると「おたふく」のお面のようになるので、おたふくかぜといわれます。
正式には流行性耳下腺炎といいます。
顎の下の唾液腺の顎下腺も腫れることがあります。両側が腫れることが多いですが、片側だけのこともあります。
引用 ginowan.tv
おたふくかぜの原因は?
おたふくかぜウイルス(ムンプスウイルス)の感染でおこります。
唾液腺でウイルスが増え、咳などでの飛沫感染や、唾液などでの接触感染でうつります。
感染力が強く、家族や保育所、幼稚園、小学校など子供同士が密接に接触するところで流行します。
同居家族で97.5%、学校・幼稚園などの集団クラスでは90%近くが感染すると報告されています。
症状が出る2日前くらいから感染するといわれています。
おたふくかぜになったら学校は?
学校保健法により、『耳下腺、顎下腺又は舌下腺の腫脹が始まった後五日を経過し、かつ、全身状態が良好となるまで』登校停止することが決まっています。
保育園・幼稚園もこれに準じます。
おたふくかぜの予防として、手洗いやうがい等一般的な感染予防策を実施しましょう。
また、流行性耳下腺炎に対するワクチン接種を任意で受けることができます。
接種については、かかりつけの医師にご相談してください。
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