また一つやり遂げました。胸張っていこう!

2019年10月19日。

今日は、上の子の18回目の誕生日。そして9年間頑張ったサッカーとの節目の日となりました。

令和元年度 第98回 全国高等学校サッカー選手権大会 新潟県大会

新潟東は、第3回戦を迎えました。天気は予報どおり雨模様、とはいっても小雨程度の天気。上の子は、ありがたくレギュラー入りはしてますが、フルタイム出場はほぼなく、いろんなポジションに入れるよく言えばスーパーサブかな。

サッカーの朝練がある日は朝早くから家を出ていきますが、今日もいつも以上に早く家を出ていきました。

試合は9時開始、対戦相手は加茂暁星と強豪です。

最後の試合になるかもしれないと、応援(声は出しませんが)に駆け付けようと思ってましたが、ナント!出遅れてしまい、試合開始15分後に現地到着!?

試合は開始間もない時間にも関わらず、0-3と既に大差をつけられてしまっていました。新潟東の1、2年生が大きな声で応援しています。応援の声を聞きながら、フィールド内の選手を確認しますが、上の子の姿はありません。家族で大きな声を出して応援しているのは、いつものメンバーの母親の方々。毎試合応援しているから新潟東の実力も理解しています。

そんな中、試合が動きます。 加茂暁星の攻勢にあいペナルティキックを与えてしまいます。確実に決められ、4点差。いよいよ厳しい点差です。その後も新潟東は大きなチャンスなく前半終了。

そして向かえた後半。

上の子もフィールドに立ちたくって仕方ないだろうと思います。もしかすると後半から出てくるかな?と思ってフィールド内を探しましたが、メンバーチェンジはなし。

後半も時間は経過しますが新潟東にチャンスが巡ってきません。焦りからか新潟東にゴール手前でファール。ペナルティエリア内では無かったものの確実にゴールが狙える位置。蹴ったボールはゴール側面を揺らす相手ながら見事なシュート。観客席からも、どよめきが立つほどのシュートでした。

点差は5点。最後の試合になるかもしれない、けど出れないのかな。

私の心中とは違い、新潟東のメンバーはもちろん諦めずボールを奪いゴールに向かっています。高く上がったボールを空中戦で奪おうとしたとき、パチンと音がして両チームの選手がフィールドに倒れました。頭と頭が接触したようですが、観客席まで聞こえる乾いた音でした。相手選手はなんとか立ち上がりますが、新潟東の選手はタンカに運ばれフィールドを後にします。かなり心配です。

そんな中、交代選手として上の子が投入されます。残された時間は多くありませんが、少しでもボールにタッチし、自分が納得いくプレーを一瞬一瞬でしてほしいと願うばかり。

一方で倒れた選手のもとへ救急車が来ます。彼も負傷で最後までピッチに立てず悔しいと思います。そんな思いも受け止めて思いっきり上の子にはプレーしてほしい、新潟東には1点決めてほしい気持ちが高ぶります。

もちろん加茂暁星も最後まで攻撃の手を休めませんが、試合が動きます。相手から奪ったボールを新潟東は巧みにパス回しし、一気にゴール前に。ゴール前中央にフリーの選手がいます。ゴール前の選手にラストパスが渡り、落ち着いてキーパーの動きを見てシュート!ついに1点もぎ取ります。

喜ぶのもつかの間、相手ゴールよりボールを拾いセンターサークルへ。この勢いで追加点を狙います。

しかし、試合はそのまま終了。センターラインに整列し一礼。
祝福の拍手と、温かい拍手が鳴り続けます。新潟東イレブンの高校生サッカーの幕が降ります。

自陣の応援席の前に詰め寄り整列、一礼。チームメイト、友達、家族から全てを包みこむかのような拍手が贈られます。

頭を上げ、自ベンチへ向かう上の子の姿は、涙ぐんでいるのが分かります。

小学校3年のときサッカーをやりたいと言ってきました。当時スイミングをならっており、最上級のメダル(ワッペン)を貰えたらいいよ、とスイミングも最後までやり遂げ、始めたサッカー。

足首が固く柔らかいボールタッチが苦手でした。小学校時代は勝てる試合もほとんどなく、それでもサッカーが好きで卒業後、中学に入っても続けました。中学時代は、実力をつけたいとクラブチームに加入。部活もサッカーを選んでましたが、選手登録の問題より幽霊部員的な形式なもの。中学時代も雨の中でも、冬の寒い時期も一所懸命練習してました。このころからリフティングも随分と続く様になったのを覚えています。

サッカー好きは高校に入っても変わらず高校サッカーを続けます。高校1年の頃だったと思いますが、一度河川敷のサッカー場でボールを蹴りあいしましたが、もう飛距離、シュート力ともに敵わず成長したなぁって凄く感じた日がありました。

スイミングの頃から最後まで諦めずやり遂げるんだ!と言ってきましたが、また一つやり遂げてくれました。

この大きな努力はこれからの人生必ず実を結ぶ日がくるよ、胸張っていこう!